デニムの臭いの取り方7選!対処法のポイントと注意点を紹介

デニム生地は厚く丈夫なことが特徴ですが、汚れや汗が生地の奥まで入り込んでしまい、洗濯をしても落とし切れずに嫌な臭いを発することがあります。本記事では、デニムの臭いの原因と対処法を解説します。
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デニムの臭いの原因
デニムが発する臭いの主な原因には、以下4つが挙げられます。
- 染料
- 汗・皮脂
- ホコリ
- カビ
染料
新品のデニムが臭う場合は、原因として製造過程で使用される染料や、化学薬品が考えられます。特に濃く染まったデニムは、染料の浸透率が高く臭いが強くなる傾向にあります。
汗・皮脂
デニム生地は厚いため、着用するうちに皮脂や汗が繊維の奥まで入り込んでしまいます。生地に染みついた汗や皮脂は洗っても落ちにくくなるため、洗濯をしたのに嫌な臭いがするケースがあります。
ホコリ
古着など長い間保管していたデニムは、ホコリが付着して、嫌な臭いになることがあります。洗濯やブラッシングでホコリを落としても、臭いが消えないのであれば、繊維の奥にまで入り込んでしまっている可能性があります。
カビ
湿気を含んだデニムをそのままにすると、雑菌やカビが繁殖して嫌な臭いにつながるケースがあります。風通しの悪い室内で干していたり、雨に濡れた後に放置したりすると、生乾き臭やカビ臭が強くなるため注意が必要です。
デニムの臭いを取る方法
デニムに付いた頑固な臭いを取る方法7つを紹介します。
- 洗濯機で洗う
- 酸素系漂白剤につけ置きする
- 重曹につけ置きする
- お酢につけ置きする
- 陰干しする
- 消臭スプレーを使う
- スチームアイロンをかける
洗濯機で洗う
軽い臭いであれば、洗濯機で洗うことで落とせる可能性が高いです。ただし、デニム生地は色落ちや型崩れしやすいため、洗濯機を使う場合は以下のポイントを押さえておきましょう。
- おしゃれ着用の洗剤を使う
- ボタンやファスナーを閉じて、裏返してから洗濯ネットに入れて洗う
- 弱水流のコースで単独洗いをする
- 脱水は1分程度で止める
酸素系漂白剤につけ置きする
頑固な臭いを落とすには、漂白剤につけ置きする方法がおすすめです。漂白剤は「酸素系漂白剤」と「塩素系漂白剤」の2種類があります。酸素系は漂白力は低いものの、生地の繊維を傷めにくいため、デニムの臭い落としにおすすめです。漂白剤を使った臭いの落とし方は、以下の通りです。
- 40度~50度のお湯に適量の漂白剤を溶かす
- デニムを30分程度つけ置きする
- 2をそのまま洗濯機に入れて洗う
酸素系漂白剤もつけ置き時間が長いと、色落ちするおそれがあるため注意が必要です。また、洗濯機で洗う際は、弱水流コースを選び脱水時間を短くして、生地が傷まないようにしましょう。
重曹につけ置きする
汗や皮脂など酸性の物質が臭いの原因の場合は、弱アルカリ性の重曹が効果的です。重曹は殺菌効果があるため、洗濯後の雑菌の繁殖も防ぎます。重曹のつけ置き方法は以下の通りです。
- 40度~50度のお湯10Lに対して、大さじ1杯の割合で重曹を溶かす
- デニムを30分程度つけ置きする
- 軽く水洗いしてから脱水する
お酢につけ置きする
お酢には殺菌・抑菌効果があり、臭いの原因となる雑菌を除去するのに役立ちます。お酢につけ置きする方法は、他の方法と比べて色落ちしにくいため、デニムの色落ちが気になる場合にもおすすめです。
陰干しする
デニム生地は厚く、乾かすのに時間がかかるため、室内よりも屋外で干すことをおすすめします。しかし、直射日光が当たると変色の原因となるので、風通しの良い日陰で干すようにしましょう。
消臭スプレーを使う
洗濯や漂白剤などのつけ置きは、色落ちや生地を傷めるリスクがあります。ダメージを最小限に抑えたいのであれば、消臭スプレーの使用がおすすめです。
スチームアイロンをかける
スチームアイロンをかけることで、臭いの原因となる雑菌を除去する効果が期待できます。また、シワを伸ばせるので、臭い対策とお手入れを同時に行うことができます。ただし、スチームの温度が高すぎると、生地が傷んだり縮んだりするおそれがあるので、中低温に設定して少し離した場所から使用しましょう。
デニムの臭いは原因に合わせた対処法で取り除こう
デニムの嫌な臭いの主な原因は、染料、汗や皮脂、ホコリ、カビです。それぞれ効果的な対処法が異なるので、まずは臭いの原因をはっきりさせることが大切です。デニムの臭いは、洗濯機で洗ったり、お酢や重曹につけ置きしたりすることで、落とせる可能性があります。しかし、方法によっては生地を傷めたり、色落ちしたりするおそれがあるので注意しましょう。