古着を洗わないで着るのは問題ない?状況別にそれぞれ詳しく解説

古着を購入したものの、洗ってから着用すべきか、そのまま着用すべきか悩んだ経験を持つ人も多いのではないでしょうか。古着は、アイテムの種類や状態によってはデリケートなものも多く、洗う場合にも注意が必要です。今回は、古着を洗うべきか、また洗う場合の注意点について紹介します。
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古着はきれいな状態で売られている?
そもそも古着はどういった状態で売られているのでしょうか。ここでは、リサイクルショップの場合と、個人の古着屋の場合に分けて解説します。
リサイクルショップの場合
リサイクルショップの場合、基本的には売主が持ち込んだ状態のままで売られています。洗濯やクリーニングがされているケースが多いものの、中には汚れたまま販売されているものもあります。
個人の古着屋の場合
個人の古着屋の場合には、全て洗濯済みで販売されているケースが多いです。しかし、生地がデリケートで傷みやすいものや、色褪せを味ととらえるデニムなどについては、洗濯せずにそのまま販売しているケースもあります。
また、外国で長い間倉庫に眠っていたものについては、一度洗濯をされていたとしても、ほこりやカビの匂いが染みついているものもあります。
古着は洗わないで着るもの?
古着は必ずしも清潔な状態で販売されているとは限らないため、一度洗ってから着るのがおすすめです。ここでは、以下3つのケースごとに、詳しい対処法を解説します。
デニムやジーンズの場合
デニムやジーンズの場合、色落ちを気にして洗濯を控える人もいます。しかし、普段使いのものであれば、基本的には洗濯してから着用するのがおすすめです。洗濯後も、綺麗に長持ちさせるために、5回〜10回の着用を目安に洗うと良いでしょう。
肌に直接触れるものの場合
肌に直接触れる古着は、必ず着用前に洗濯してください。古着ショップで一度洗濯をされていたとしても、ダニやカビが付着している可能性があります。
希少価値の高い古着の場合
希少価値の高い古着の場合、着用を目的としてではなく、保管・コレクションを目的として購入するケースもあります。着用しないのであれば、洗濯によるダメージを防ぐためにそのまま保管するのも1つの手です。
しかし、洗わないまま放置しておくと、古着特有の臭いが付着して取れなくなるだけでなく、生地が傷んで破れやすくなるデメリットがあります。希少価値の高い古着の場合には、購入時にメンテナンス方法についてショップスタッフに尋ねてみるのがおすすめです。
古着を洗う場合の注意
古着を洗う場合、以下の点に注意して洗ってください。
Tシャツは裏返して洗う
古着のTシャツは、生地が弱って傷みやすくなっているものが多くあります。そのため、洗濯機で洗うのではなく、裏返しにして手洗いを行うのがおすすめです。その際、ゴシゴシと擦るのではなく、つけおき洗いやもみ洗いなど、生地にダメージを与えないように注意しましょう。
デニム用洗剤を利用する
色落ちしやすいデニムを長持ちさせるためには、デニム用洗剤を使うのがおすすめです。洗濯機ではなく、水で手洗いすることで、色落ちを最小限に留めることが可能です。
洗濯の際には、Tシャツと同じように裏返してから洗うようにしましょう。押し洗いをしつつ、30分程度つけおきしてください。また、干すときには、日焼けによる色落ちを防ぐため、裏返したまま日の当たらない場所で乾燥させます。
種類や状態に合わせて洗濯するべきか決めよう
今回は、古着を着用前に洗濯すべきかについて解説しました。リサイクルショップで販売されているものも、古着屋で販売されているものも、基本的には一度洗濯してから着用するのがおすすめです。
ただし、年季の入った古着などデリケートな場合は、手洗いにしたり、デニム専用洗剤を利用したりして対応しましょう。