古着の匂いが取れないときはどうする?原因や簡単な対処法を解説

古着が何となく匂う、独特の匂いがして気になるという経験をした方は多いのではないでしょうか。本記事では、匂いの原因やメカニズム、落とし方について紹介します。
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古着についた取れない匂いの原因とは?
古着についた取れない匂いの原因として以下が挙げられます。
- 防虫剤の匂い
- クリーニングの匂い
- ほこりの匂い
- 古着屋の匂い
- カビの匂い
適切に対処するためにも、原因を特定することが大切です。ここでは、それぞれの原因について詳しく解説します。
防虫剤の匂い
タンスの匂いがする場合には、防虫剤が原因である可能性があります。古着は、アメリカやヨーロッパなどから船便などで長い時間をかけて発送されるケースや、倉庫の中で長期的に保管されているケースも少なくありません。そのため、防虫剤にさらされる時間が長くなり、匂い染み付いてしまうのです。
また、海外で使われている防虫剤の中には、肌に与える刺激の強いものもあるため、しっかりと洗浄してから着用するのがおすすめです。
クリーニングの匂い
ドライクリーニングが行われた古着の場合には、石油系溶剤による匂いが付着することもあります。特に、石油のような油臭さを感じる場合には、クリーニングで使用された洗剤が原因の可能性があります。
カビ・ほこりの匂い
古着は新品の衣類と異なり、長い期間倉庫で保管されているものが多くあります。特に、保管状態が悪いものであれば、カビやほこりが衣類に付着して匂いの原因になります。
古着屋の匂い
古着屋ではお店の雰囲気を演出し、古着独特の匂いをかき消すために、強めのお香が焚かれているケースがあります。甘い匂いがする場合には、古着屋の匂いである可能性が高いでしょう。
素材別:匂いのメカニズム
実は、古着の生地によって匂いが発生するメカニズムが異なります。ここでは、天然素材と化繊素材に分けて詳しく解説します。
天然素材の場合
天然素材には、コットンやウールなどが挙げられます。湿気を含みやすい生地なので、倉庫や日の当たりにくい店内で保管されていると、匂いが残りやすくなります。また、生地が湿気を含むことにより、腐敗臭やカビの匂いが発生しやすいのが特徴です。
化繊素材の場合
ナイロンやポリエステルなどの化繊素材の場合、油分が生地に残りやすい傾向があります。とくに、化粧汚れや日焼け止め、汗などが付着することで独特の酸化した匂いになります。
自分でできる匂いが取れない時の対処法
ここでは、自分でできる匂いが取れない時の対処法を解説します。
酢と重曹を使う
肌に優しい対処法としては、酢と重曹を使う方法がおすすめです。お酢は、タバコや生臭い匂いに、重曹は汗の匂いに効果を発揮します。また、肌に優しいだけでなく、洗浄力がソフトであるため、生地を傷めにくいのも嬉しいポイントです。
酸素系漂白剤で付けおき洗いする
匂いがどうしても取れない場合には、酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かして、つけおき洗いを行ってください。カビの匂いや皮脂の酸化した匂いを取り除きやすくなります。洗浄力が高いので、ウールやシルクは避け、その他の衣類も6時間以上のつけおきはやめましょう。
陰干しする
希少価値が高く洗濯が難しければ、風通しの良い日陰に干しておくのがおすすめです。日光に当てると殺菌力が高まりますが、色褪せの原因になるため注意が必要です。
古着の匂いは自分でも対処できる
今回は、古着の匂いの原因やメカニズム、対処法について詳しく解説しました。古着の匂いを取り除くには、匂いの程度や原因を把握した上で、古着の素材に気をつけながら対処法を選ぶことが大切です。自分での対処が不安であれば、購入した古着屋のスタッフやクリーニング専門店に相談してみましょう。