古着についたシミの落とし方!アイテム別のお手入れ方法も解説

せっかく気に入った古着を見つけたのに、シミがついていてがっかりしたという経験を持つ人も多いのではないでしょうか。古着は年季の入ったものや、複数の人の手に渡っているものも多く、シミが気になる商品も少なくありません。そこで今回は、古着のシミを落とす方法について解説します。
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古着のシミは落としにくい?
古着のシミは普通のシミに比べて落としにくいといわれています。なぜなら、シミがついてから時間が経過していることが多いからです。すぐに対処をすれば簡単に落とせていたものも、何年も時間が経ってしまっていては、汚れが繊維にこびりついて落ちにくくなっています。
また、湿度の高い場所や日光の当たる場所で保管されていたことで、黄ばんだシミが発生しているケースもあります。どんなシミでも、ゴシゴシと強く洗ってしまっては、生地を傷めたり、色落ちの原因になったりします。優しくゆっくりと洗うことが大切です。
古着のシミの種類
古着のシミと一言でいっても、3つのタイプがあります。
- 水性汚れによるシミ
- 油性汚れによるシミ
- それ以外のシミ
水性汚れによるシミは、汗や醤油汚れなどによるシミです。一方で油性のシミは、ファンデーションやケチャップ、日焼け止めなどが原因です。
また、アクリル絵の具やペンキなど、水性・油性以外の特殊な物質によってシミが発生することもあります。このように、特殊な原因でシミが発生している場合には、無理して自分で落とそうとせずに、専門店に相談してみましょう。
古着のシミの落とし方
ここでは、水性と油性に分けて、シミの落とし方を解説します。
水性汚れによるシミ
まずは、重曹と漂白剤を1:1で混ぜたものをシミに塗ります。その後、マグカップに熱湯を入れて発生させた蒸気にシミの部分を当ててください。最後にぬるま湯で洗い流して、通常通り洗濯を行います。
頑固で落ちにくいシミの場合には、洗濯までの工程を何度か繰り返してみてください。また、頑丈な生地の場合には、洗濯前に歯ブラシで優しく擦り洗いを行うのも良いでしょう。
油性汚れによるシミ
まず、シミの裏側からクレンジングオイルを垂らします。良く馴染ませてから、水性汚れによるシミの対処法と同じ方法を試してみてください。油の膜をクレンジングオイルで一度取り除くことで、汚れが落ちやすくなります。
古着のアイテム別メンテナンス方法
ここでは、古着のアイテム別メンテナンス方法を紹介します。
ジーンズ
古着好きの人の中には、ジーンズの色落ちが怖くて自分で洗うのを躊躇しているという人も少なくありません。そういった場合には、ジーンズ専用の洗剤を利用すれば、色落ちのリスクを軽減させることが可能です。
また、冷水で短時間のつけおき洗いを行うのもおすすめです。乾かす際には、裏返したまま陰干しを行って、日焼けによる色落ちを防ぎましょう。
Tシャツ
Tシャツやパーカーは、頑丈な素材でできていることが多く、つけおきをして馴染ませた後、洗濯機で洗うのがおすすめです。色落ちしやすいものもあるので、同系色でまとめて洗うようにしてください。
シルク
シルクの古着は、水につけただけで縮んでしまったり、傷んでしまったりする可能性があり注意が必要です。洗濯表示や状態を確認した上で、おしゃれ着洗剤を薄めた水で短時間つけおきを行い、柔らかい布で叩いて汚れを落としてください。
古着についたシミの種類に合わせてメンテナンスしよう
今回は、古着についたシミの種類やアイテム別のメンテナンス方法について解説しました。まずは、シミが水性のものか油性のものかを確認し、適切に対処を行うのがポイントです。素材や古着の状態も見極めた上で、それぞれにあったメンテナンスを行いましょう。